徳川家歴代将軍の墓所

徳川家歴代将軍の墓所、霊廟は東京台東区の上野寛永寺と東京港区の芝増上寺、栃木県日光の輪王寺にある。
寛永寺と増上寺の霊廟は、その大部分が戦災で焼失してしまった。
現在は墓石のみそれぞれ一ヶ所に纏められているが、実際の墓は、墓自体が寺院のような造りで広大な堂宇や塔中が寺院の回りに建てられていた、それは豪華で厳かな廟であった。
例えて言うなら、日光東照宮のような建造物が、将軍の数だけ建立されていたということである。

増上寺で言えば、芝公園側に台徳院霊廟惣門が残っているが、これは2代将軍徳川秀忠の霊廟跡である。
また、お隣の東京プリンスホテル側に地下鉄の駅名にもなっている御成門が現存しているが、これは有章院霊廟の通用門である。
ここに有章院霊廟があり、その霊廟の通用門であった門を将軍御成の際に使用したため、通称を御成門と言った。
ちなみに、有章院とは7代将軍徳川家継のこと。

勿論、これらの霊廟は寛永寺にもあった。

徳川将軍15代の墓所は以下の通り。

初代 徳川家康(安祥松平家8代当主松平広忠の子) 久能山東照宮・日光東照宮
2代 徳川秀忠(家康の三男) 増上寺
3代 徳川家光(秀忠の次男、春日局と家康の間にできた子とも言われる) 日光山輪王寺
4代 徳川家綱(家光の長男) 寛永寺
5代 徳川綱吉(家光の四男) 寛永寺
6代 徳川家宣(家光の三男甲府城主綱重の長男) 増上寺
7代 徳川家継(家宣の四男) 増上寺
8代 徳川吉宗(御三家紀州徳川家二代光貞の四男で家康の曽孫) 寛永寺
9代 徳川家重(吉宗の長男) 増上寺
10代 徳川家治(家重の長男) 寛永寺
11代 徳川家斉(御三卿一橋家二代治斉の長男で吉宗の曽孫) 寛永寺
12代 徳川家慶(家斉の次男) 増上寺
13代 徳川家定(家慶の四男) 寛永寺
14代 徳川家茂(家斉の七男、御三家紀州徳川家十一代斉順の長男) 増上寺
15代 徳川慶喜(御三家水戸徳川家九代斉昭の七男、一橋家九代当主) 谷中寛永寺墓地

徳川慶喜公の墓は、寛永寺の一般の谷中墓地にあり、唯一神式の盛土の墓である。

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