何処までも歩けるよ、草履の効能

昔の日本人は自分の足で歩いて旅をした。
勿論、基本は脚だが、馬や駕籠に乗ったり、牛車や輿に乗って移動することもあった。
飛脚(今でいう郵便配達員)や一般の旅人は自分の脚だけで歩いた。

九州や四国から江戸まで、中国地方から東北へ、街道沿いの宿場町で休みながら時間をかけて移動していた。
土佐から江戸まで歩いて22日〜30日要した。
京から江戸へは15日〜18日、のんびりとした旅をしていた当時の人を羨ましいと思うと同時に、とても強靭な脚だったのだと感心させられる。

さて、その強靭さはどこにあったのか、まず食事だ、玄米中心の食事で、魚や野菜等一汁一菜の質素な食事が人間本来の強さを引き出すのであろうか。
そして、一番の秘密は、なんと草履である。
足の親指と人差し指の間のツボ、草履を履くことによって鼻緒がそのツボを刺激し、それが疲れない秘訣だったようである。
朝鮮では日本人に対する蔑称、つまり差別用語としてチョッパリというが、チョッパリとは蹄(ひづめ)のことをいうのだが、要するに二股に割れた豚の蹄をなぞらえて言っていた。
というより、今でもいっているのではないか。
しかし、そうは言っても朝鮮人も履いてみたらこりゃいいやと愛用しているではないか、しかもそれはビーチサンダルとして世界中に広がったのである。
チョッパリは世界に認められたのだ。

散々お世話になった日本人に対して蔑称などと失礼な! でもまあ、相手にしてもアレだから放置しておくとしよう。

日本の知恵は遠い昔から科学的に基づいている素晴らしい文化である。

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