真の財産とは何か

この世は浮世、真実世界ではない。
肉体に宿り、人間界を生きている間は五感で感じる物理的な事象を真実であると思ってしまう。
だが、よく考えてみると、この人間界でどんなに金を稼いでも、どんなに資産を保有しようとも、死んでしまったらあの世には持って行くことはできない。
棺に札束を一緒に入れて燃やしても持ってなど行けない。
ただ遺体と共に燃え尽きて灰になってしまうだけである。
物理的な物は、あの世には持って行かれない。
死して持って行ける唯一の財産は、『心』だけ、つまり精神だけなのだ。
この人間道場で培った心だけ、清く正しく美しい心だけなのである。

富める人生も、貧しき人生も、魂の修行がしっかり出来ていれば、それこそが何よりの財産なのだ。
悪事を働き、人を騙して陥れ、時には人を殺してしまう者や、私利私欲に溺れて金品の虜になっている者は霊界では財産を持たぬ裸の浮浪者なのだ。

この世で真の財産を築けなかった者は、また来世もこの人間界で厳しい修行をさせられ、厳しい人生を歩むことになる。

どのような状況にあっても、清廉で、正しい信仰を持ち、人に優しく己に厳しく、世のため人のために働き、他の生けるもののために己を犠牲に出来る生き方でありたい。
いつも楽しく、笑いを絶やさず、周りの人たちを楽しくさせる暖かい人間でありたい。

真の財産とはそういうことをいうのだ。

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