明治維新2

さっさと大政奉還し、将軍は戦う意志を放棄し、天皇に恭順を示し、人民を戦火に巻き込まないようにと努力していたにもかかわらず、一方的に武力を行使したのは薩摩、長州、土佐ではないか。
国土を荒し、人民を巻き添えにし、意味なく会津をズタズタにした。
そんな暴徒と化した連中にまともな政治が出来るわけがなかろう。

結局、明治新政府はまっとうに国の運営ができず、行き詰った。
結果、旧幕府の役人を大量に雇用せざるを得ないことになったのだ。
所詮田舎の下級武士たちに国を動かせるわけがない。

政府の中枢にも、市井(しせい)の役所にも、大勢旧幕府の武士たちが雇用された。
地方の政庁では、そのまま藩士や代官所役人がその任に就いた。

最終的に幕府の役人が政を行うのだったら、幕府自らの改革に任せればよかったのだ。
幕府は強引な手法を用いず、武士の処遇、大名の廃藩後等の軋轢が生じない方向で、緩やかに変えていこうとしていた。
民に迷惑をかけまいとした幕府側と、自分たちの勝手な都合で多くの血が流され民に迷惑を被らせた維新側と、どちらが本当に民を想い、国家というものを真剣に考えていたのかは一目瞭然である。

江戸時代の生活は、決して抑圧されたものではなく、もっと自由で活発な、文化が花開いた時代であったことを忘れてはならない。
それについてはまた別の機会に話したいと思う。

明治維新、それは下級武士たちの我儘なテロとクーデターであった。
江戸時代は身分制度の酷い、武士に支配され搾取された暗い時代であったと明治新政府がすり替え、真実を封印してしまった。
それらのことを知るべきである。

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