生老病死

この世に生まれてから死ぬまでついて回る恐怖がある。
それが生老病死ではないだろうか。
生きていく苦しみ、生きていくためには働き、食べていかねばならない、ひとにぎりの不労所得を得ている人たちを抜かせば大抵の人は生きている間は働かなくてはならないだろうし、そこには休暇を取れない、面倒な人間関係などがついて回る。
老いていくことへの恐怖、体力は衰え、顔のシワが増え、年々老化していく自分と向き合わなければならない。
病気になる苦しみ、いつか自分もガンになるのではないか、病気になったらどうしよう、そしていざ病気になったときの苦痛、生きていれば病とは常に隣り合わせだ。
死ぬ日がいつか来るという恐怖、死を宣告、または実感した時の苦しみ、そして肉親や愛する人と別れる苦しみが心を支配する。
これらを仏教では四苦(しく:四つの苦しみ)といい、この四苦から脱却する方法を示してくれているのだ。

人はこの世に生まれた時から平等にやってくる生老病死、仏教ではそれを道理と説き、当たり前のことであると、真っ向から肯定し、受け入れるのだと説く。
但し、それは人間界に生きているときだけの苦であり、肉体が滅びて魂(霊魂)は極楽浄土に行き、苦しみのない世界で生きることが出来るのだと釈尊は説いている。

人間界に数十年生きている間の、ほんの僅かな時間だけのことであるから、全ての苦も受け入れて明るく生きていかなくては人生を楽しめないのではないだろうか。
折角の人生である、苦は苦として受け入れて生き、笑って楽しく、嫌なことさえも笑いにかえて生きていかなければ損だと思う。

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