名誉と財産

人間界でどんなに出世し、課長や部長、常務や専務、社長や会長、県議会議員や国会議員、大臣や総理大臣になろうとも。
叙勲されても、名誉ある財団の会長になろうとも、どんなに広大な土地や建物を所有しようが、金銀財宝を所有しようが、莫大な金銭を所有しようが、日々有り余るほどの収入があろうが、絶対に死後の世界には持って行けない。
努力に努力を重ねてもあの世には持って行けないのだ。
持っていこうとして棺桶の中に入れても灰になってしまうだけである。

人間界でどんなに欲張ってみても、死んでしまったら何の役にも立たない。

そう考えてみると、この人間界つまりこの3次元の世界は架空の世界で、勝手に頭の中で思い描いている空想の世界なのかもしれない。

人間として人間界で生きている時間よりも、死後の世界、つまり霊界で暮らしている時間の方がはるかに長い。
だからこの極めて短い人間道場で起こる事象はすべて心を試す、霊魂の成長度合いを試すための課題なのではないだろうか。

そう、死してあの世に持って行ける唯一の財産は『心』だけなのだ。
この人間道場で磨かれた心だけなのだ。

我々、この苦娑婆でやらねばならぬこと、それは心を磨くこと。
清く正しく美しく生き、み仏のお導きに従って生きることが心を磨くということである。

人間はかくも愚かに、名誉・地位・財産を追い求めるのであろうか。
満ち足りた生活を送っているにもかかわらず、常に現状以上の生活や身分を求めてしまう。
死んだらあの世へは持って行けないことは重々誰しも気付いているのに改めようともしないのは不思議なことである。

死んだら一所懸命貯めたお金も財産も持って行けないのだよ。
どんなに頑張ってもだ。

この人間界で地位の高かった人、資産家、欲にまみれた政治家は、あの世つまり霊界では霊格は高くない。
どちらかと言うと下層の方の霊格しか持たない落ちこぼれ霊魂である。
欲が強ければ強いほど、本来の住処である霊界では身分が低い。
逆に、貧しくとも必要以上の欲を持たず、人に優しく、信仰心があり、先祖供養を怠らず、良き人であろうとする心持で生き、足ることを知ることで、霊界では霊格が高く神に近い存在になるのであろう。

必要以上に欲は持たないに限る。

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