死後の曽祖母

死後の世界はみんなが気になる事であり、興味のあることではないだろうか。
私の曽祖母は今から46年前に亡くなっている。
180cmもある大柄な曽祖母であった。
荼毘にふしたあとの骨が大きく、すべて骨壺に入りきらず多くの骨は職員の方に処置をお任せしたようである。

その曽祖母が亡くなった瞬間なのか、息を引き取って暫くしてからなのか分からないが、曽祖母の遺体を写真におさめた者がいた。
その写真は白黒で、すでにセピア色なのだが、驚くことに病院のベッドで仰向けに横たわっている曽祖母から若干透けて見えるが、しかしはっきりとしたもう一人の曽祖母が起き上がっているのだ。
しかも着ている服は横たわっている曽祖母とまったく同じなのだ。

残念ながらその写真は祖母のたっての願いもあり、お焚き上げをしてしまい、もうこの世には存在しない。
誰も信用してくれそうもないが、事実、私はその写真をはっきりと何度も目にしている。
確実にそうであったと断言する。

肉体は死しても魂は死なない、それを物語っているのである。
しかし不思議なことに、多くの者がその写真を見たであろうと推察するが、誰もその写真に対する疑問を聞いたことがない。

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